音楽配信しても再生されないたった1つの理由

はじめに

音楽に関わる人なら、音楽配信してみたいと思った方は多いのではないでしょうか。最近はYouTube、SoundCloud、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスや、Tune Coreなどの配信代行サービスの普及により、一般の方でも簡単に音楽配信を行うことができるようになりました。

一方で、音楽を配信してみたものの、ほとんど再生されないという方も多いのではないでしょうか。これは、何が原因なのでしょうか。多くのサイトでは、良いコンテンツを配信するSNSで宣伝する長く続けるなど様々な解決策がかかれていますが、それを実行しても上手くいかない方がほとんどではないでしょうか。

本記事では、音楽配信しても再生されないたった1つの理由を統計データをもとに解説します。

音楽配信しても再生されないたった一つの理由

音楽配信しても再生されないたった一つの理由

経済産業省がまとめた報告書には、驚くべきデータが記載されていました。このデータを読み解くことで、あなたがYouTube、Spotify、SoundCloud等で配信した音楽が再生されない本当の理由が明らかになります。

100万回以上再生される楽曲の割合

100万回以上再生される楽曲は、どれくらいの割合なのでしょうか?
経済産業省がまとめた報告書によると、100万回以上再生される楽曲は、全体の0.2%しかありません。このデータから、一般に大ヒット曲として認識される楽曲を配信する難易度の高さが伺えます。ましてや、ほぼ無名のミュージシャンがこれを達成するのは至難の業であることは明らかです。

10万~100万回再生される楽曲の割合

では、10万回以上再生される楽曲の割合はどれくらいでしょうか?
10万~100万回以上再生される楽曲は、全体の0.9%しかありません。有名なアーティストでさえ、この達成が難しいことから、無名のアーティストが達成するのは至難の業であることは明らかです。

1000~10万回

それでは、1000~10万回であれば、どうでしょうか?
このくらいの数字であれば、皆さんもしかしたら・・・?と期待するのではないでしょうか。このレンジの楽曲は11.4%です。

0~100回

ここまでで、1000回以上再生される楽曲は約10%しか存在しないことが分かりました。逆に、再生回数が100回以下の楽曲はどれくらいの割合でしょうか。
経済産業省の報告書によると、再生回数が100回以下の楽曲は、70.3%にも上ります。

ウソだろ・・・?

と思われるかもしれませんが、これが現実です。特に無名なアーティストであれば、音楽配信しても100回も再生されないことが統計データからわかります。このデータから、あなたが音楽配信をしても、再生されないのは統計データ上、当然の結果と言えるのです。

再生回数別楽曲の割合

次に、ストリーミング再生回数別に楽曲の閉める割合を見てみましょう。
  • 0.00001% 10億回以上
  • 0.0015%   1~10億回
  • 0.022%    1千万~1億回
  • 0.17%      百万~1千万回
  • 0.9%        十万~百万回
  • 11.4%      千~十万回
  • 17.3%      101~千回
  • 24.6%      11~100回
  • 19.5%      1~10回
  • 26.2%      0回
このデータから、一度も再生されない楽曲が約4分の1を占め、再生回数が1000回以下の楽曲だけで全体の87.6%を占めることが分かります。


音楽配信しても再生されないたった1つの理由

以上より、音楽配信しても再生されない理由が明らかになりました。それは、統計上、多くの楽曲がほとんど再生されないことが明らかだからです。特に、無名のミュージシャンの場合は、配信しても再生回数が伸びなくても当然の結果と言えます。




結論

本記事では、経済産業省がまとめた報告書のデータを解析し、音楽配信しても再生されないたった1つの理由を解説しました。あなたがYouTubeで音楽配信したり、Spotifyで音楽配信したり、SoundCloudで音楽配信しても、再生回数が1000回も超えない理由が納得できたでしょうか。

確かに、良いコンテンツを作るSNSで宣伝する継続するといった活動は大切です。しかし、世の中にはミュージシャンとして成功する夢を追いかけている人はたくさんいて、競争が厳しい業界であることも事実です。大ヒットと言われる楽曲を配信できるミュージシャンは本の一握りしかいないこともデータが明らかにしています。音楽配信で再生回数を伸ばすことが、いかに難しい事か、統計データから納得できたことでしょう。ミュージシャンを目指して多大な労力を音楽配信に費やしても、一握りのアーティストしか成功することはできないことが現実で、成功しない確率の方が高いことを認識しながら、活動することが求められるでしょう。

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